mumepbaについて

古巣へ  -続き-

たまにすれ違っていた、くるくるクセ毛の美容師さんのカットが

 「NYドライカット」と言って、毛をすかずに、けど毛先の動きや束感が出るという、何とも私にドンピシャのカットでした。

 とても時間のかかるカットだけど、丁寧で、仕上がりに柔らかさがあって、独特の毛先の動きがあります。

 それからヘアスタイルを変えながら、数年通っていました。

 お客さんとして通っている間、NYドライカットのベーシック講習を受けたけど、8回受け終わったからと言って、勿論すぐに出来る訳もなく、のちにこのサロンに、

 「給料いりませんから、この技術下さい」精神で、この時ばかりはここで骨を埋めるつもりで、1から全ての技術を見直す勢いで入社しました。

 3年で退社しました。が、中身のびっしり詰まった3年間でした。私の今の原点です。

 このカットを教わるまで、誰に習っても引き出して切るカットが分かりませんでした。
頭で理解出来ず。教本通りに切っていました。

 濡れた状態で髪を切って、乾かしたらどれだけ膨らむとか、すいたところでその場所の質感や動きが変わってしまう。引き出す角度って、場所によって違うけど分からない。

 このNYドライカットは、とてもとても難しい技法ですが、頭の形から入る所、組み立て方が全く違う切り方ですが、自分にはふに落ちて、自分に合っていたようです。

 これがあって、後に勤めたサロンで引き出して切るカットも理解出来るようになりました。

 今は、時にはセニングも使うし、ディスコネもするし、完全なNYドライカットでなないけれど、また勉強をしていきたいと思っています。

 先日の、数年ぶりにお邪魔したオーナーとO君。

 オーナーは白髪が増え、私が退社してから約6年くらいずっと2人。

 いつも多分、遅くまで営業しているので、辞めた私が言うのも何ですが、体が心配です。

 まだ営業中だったので、数分の会話でしたが、笑顔で迎えてくれて。

 相変わらず、とてもとても愛情深い方です。

 「また、来てもいいですか?」

 「ほんとだよ、またいつでも来てよ、2人だから、床でも掃いといてよ。」

 私も、床を掃くという口実で、またあのオーナーの仕事が見れたらとワクワクしています。

 ちょっと嬉しい事だったので書いてみました。
 長々とご清聴頂き、ありがとうございました。

mupemba 美容師/中本 聡美
homeボタン

aboutボタン

menuボタン
accessボタン
blogボタン

ご予約ボタン